中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

2023-06-07から1日間の記事一覧

際立って美しい心根『リラの花咲くけものみち』(藤岡 陽子)

十二歳で一度終わった自分の人生が、こんな広い道に続いていたことに身震いした。(本文より) わりと入試に出る作家の7月発売の新作。 先週までタイトルに仮とついてたんだが 『リラの花咲くけものみち』に正式決定。 『金の角持つ子どもたち』と似た語感…

色褪せぬ名作、入試定番作品8選より『逆ソクラテス』(伊坂 幸太郎)

入試で使われ続けてる2020年の作品。 小学生の日常が軽快に描かれた短編集だ。 これがメチャメチャ愉快な作品なんだわ。 本好きでない子にもウケそうな感じだよ。 大人も夢中になっちまうストーリーだし、 出題者に選ばれ続ける理由も読めば解る。 この…