中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

武蔵中 出題の物語文 『なつかしいひと』(宮下 奈都)

ちょっと前に受けた”志望校診断サピックスオープン”。

入室テストも兼ねてるんで、アルファだったらなんて断ろうとか考えてたぜ。

ま、その心配はてんで無用だったわけだが。

 

で、本題。

 

ここんとこ、入試で宮下奈都作品の出題が多くなってきたな。

しっかし、成人女性の繊細な心をトコトン描き抜くとこに特徴がある作者だしよ。

小学生にはキツいんじゃねーのか。

 

とはいえ、無視できない頻度で出てくるから何か一つは読んどくべきだろ。

そこでおすすめなのが短編集『つぼみ』収蔵の『なつかしいひと』だ。

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『つぼみ』(宮下奈都/光文社)

主人公の中2男子が本屋で謎のおねえさんに出会う物語だから取っつきやすいぜ。

11歳ぐらいから読めて、15分かからず読了でき、しかも面白い。

武蔵 でも出てるし中学受験生必読と言っていいだろ。

 

同じ短編集のほかの作品は、なかなか読める子はいないだろうな。

麻布 で『まだまだ、』が出た実績はあるが、小学生には難読だぜ。

 

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