中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

豊島岡女子学園中 出題の物語文 『ぼくらのサイテーの夏』(笹生 陽子)

東邦大学付属東邦 なんかでも出題されたことがあるぜ。

はぐくむ友情、取りもどす家族愛、ってのがテーマの作品だな。

 

だが受験生の親としては別のことに目が行ったぜ。

小学校でトップだった兄ちゃんが、名門中で潰れるくだりだ。

 

f:id:yuki-to-kaze:20201211224730j:plain

『ぼくらのサイテーの夏』(笹生陽子/講談社

初めて平均を割り、どんなに頑張ってもついていけなくなり、

ついには頑張れなくなり、笑えなくなり、しまいにゃ引きこもりだ。

でもって母親までおかしくなり、家庭崩壊まっしぐら。

 

ま、そこで主人公ががんばりを見せるんだけどよ。

急展開で問題が解決に向かうトコはスッキリ気持ちいいかもな。

 

電報が来たりで少し古いくだりもあるが11歳あたりから読めんだろ。

読了までこの中編だけでザックリ80分ってトコだ。

 

『ぼくらのサイテーの夏』|感想・レビュー - 読書メーター (bookmeter.com)

 

余談だが、俺が身の丈に合わない受験に消極的なのはよ。

逆転合格が悲劇の始まりだっつうのを身をもって体験してるからだ!