脳科学の見地から、統計データ付きで読書の効用を教えてくれる本だ。
読書で学力が上がるって話は『学力の経済学』でも出ていたが、
この本の凄いところは子ども向けにわかりやすく書かれてるところだ。
意外なのは、国・社・理の成績は確かに読書時間と連動しやすいんだけどよ、
算数だけは正の相関じゃないっつうデータだ。
そればかりか読書時間が長すぎると算数の成績が落ちるときた!
面白れーよな。びっくりだよな。
ま、エビデンスは統計だからよ。
当然、個人差はあるぜ。
睡眠時間やスマホの使用時間と学力の相関関係も掲載されてるぞ。
やっぱ睡眠時間が短いと、頑張っても成績が上がらないんだな。
長時間スマホで成績ダウンってのはさもありなんってとこか。
勉強時間と睡眠時間のベストバランスなんかもデータにあるからよ。
むしろ教育熱心な親の方が喜びそうな内容の本だぜ。