意外にあるパターンで、出題で使われた箇所は問題ないが
本自体には過激な描写を含んでるってケースがある。
この本もそうで、出題箇所はほのぼのだが
実際のところ、小学生には禁書だぜ。
小4の少女が幼い感じの同級生男子の
唇を奪うあたりから物語は疾走しだすんだ。
おとなしい主人公が豹変するシーンは驚愕モノだ。
中2になるとチューだけじゃすまなくなって
も~っとビックリすることがあるんだが、
まぁ、これ以上書くのはやめとくぜ。
主人公達の せいちょう 以外の見どころは、
スクールカーストの上と下の圧倒的格差だな。
学校の不自由を言い表した主人公の心情がこれだ。
道徳の教科書に何度正しいことを書かれても、私たちは教室を支配する力には逆らえない。(本文より)
悪いことにも同調したり見て見ぬフリをするしかない
教室の空気ってのはホラーより恐ろしいかもな。
子どもが読んじまったら、中学に行くのが
怖いって言い出すかも知れねー本だ。
文学としては美しいけどな!