中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

中学受験をしないリスク『子どもは公立に預けるな! 』(和田 秀樹)

過激なタイトルだが中身も激しいぜ。

いまの公教育じゃ資質が育たないとか

メンタルヘルスに悪いとか言いたい放題。

 

ゆとり教育の真っ最中で公立中高一貫校

評価も定まっていなかった時期の著作なんで

そういう話になるのも仕方ないかも知れねえが。

 

公立校はスクールカーストが大変だってのは、

俺なんかにはちょっと腑に落ちなかったな。

どこの学校にもそれはあると思うからよ。

 

ま、どっちかと言えば参考になる話が

多かったって印象ではあるけどな。

 

この意見とか頷くしかないぜ。

 

「詰め込み」という言葉には悪いイメージがつきまとっていますが、トレーニングを何度も繰り返して頭の中に定着させたり、覚えなければならないものをきちんと知識として頭に入れさせるのが「詰め込み」だとしたら、それをやらないで、どうして学力向上が図れるのか。(本文より)

 

この競争社会を生き抜くためにも

若いうちから競う体験をさせておく。

 

かわいそうとか言って敬遠してるほうが

むしろ、かわいそうな結果にならないか?

そういった著者の持論がなかなか興味深いぜ。

 

通信簿によくある「もう少し」って言いまわしは

おかしいんじゃないか?って話もうなずくしかない。

全然ダメでも「もう少し」じゃ実態がわかんねえわな。

 

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『子どもは公立に預けるな! 』(和田 秀樹/ソフトバンククリエイティブ