中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

合理的な勝負を目指す『中学受験 大逆転の志望校選び』(安浪 京子)

タイトルは軽薄だがしっかりした内容だ。

有名なプロ家庭教師の本だが、失敗した話も

ちゃんと載せてるところに誠意が感じられたぜ。

 

大逆転を目指そうではなく、発想を逆転させよう

偏差値とは違う軸も重視して学校選びをしよう

コスパのいい努力をしようって勧めてるぜ。

 

実力に見合わない学校目指せって本だと

早とちりしてたが大間違いだったわ。

 

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『中学受験 大逆転の志望校選び』(安浪 京子/文芸春秋)

 

この本の最大の魅力は分布図にあるぜ。

校風や出題傾向を一覧表にした分布図だ。

こいつは学校選択に欠かせない情報源だぜ。

 

在校生の親に聞いてる話と食い違う部分もある

数字に表れない傾向を掴むのなんかに役立ちそうだ。

 

受験校選びにはにはコスパの悪い組み合わせがあるとか、

自由な学校は成熟した子に向き、そうでない子の場合

管理された方が伸びるってのは無い発想だったわ。

 

(校風マトリクス図のうち、浅野豊島岡女市川東京農大第一などが含まれるゾーンは)課題を与えられ、管理されることで伸びる子におすすめです。(本文より一部抜粋)

 

6年前半、日特に通っていいのはどんな子か?

模試の合格可能性はいつから気にするか?

こんな話にも関心がある人にお勧めだ。