早稲田アカデミーで実績を積んでから
独立した著者による中学受験の啓蒙書だ。
大手塾への見方がややキツいきらいはあるが
それはそれとして、参考になる話も多かったぜ。
たとえば、四大模試の志望校判定はやや甘めに出る
とかいう話なんか、気を引締めたい向きにはいいだろ。
志望校別コースを受けるデメリットの話も興味深い。
特定の学校への思い入れが強くなりすぎちまうと、
路線の変更がきかなるってのは確かにヤバい。
志望校の変更で子供のモチベーションを
落とさないよう、特攻させるしかない
とかいうのは避けたい事態だよな。
偏差値の高い学校の子たちは
精神年齢も高めだっていうのは、
この本で初めて読んだ気がするぜ。
もしそうなら、幼い感じでデキる子は
進学校に行ったら疎外感を味わうってか?