統計的分析を生活の様々な舞台に
応用するという世界的ベストセラー。
第五章『完璧な子育てとは』に注目だな。
いわく、個性や創造性はデータで測れないが、
学校の成績なら簡単に測ることができるだとさ。
何をどうやって測定したかを少し要約してみるぜ!
シカゴで行われた「公立高校の選択の自由制度」は、いい学校がどれほど大事なのかを測る”素晴らしい社会実験”となった。
この制度が始まると、教育に定評のある人気校は当然のように抽選となった。
抽選で人気校を目指した子のうち、当たっていい学校に入れた子の学業成績は良好だった。
一方で、抽選に外れて不本意な学校に進んだ子の成績も同等に良好だった。
つまり、わざわざ抽選に参加するほど教育意識の高い家庭の子は、どの学校に進んでもいい成績を取れたのである。
(以上、第五章の一部を補足しつつ要約)
統計的には、進学先が学業成績に与える影響は
観測されなかったってのはビックリだよな?
ただし、極端に教育環境の悪い学校に
進んだ場合、成績が悪化するって
データも後で出てくるけどな。