中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

本の虫がやたらに多い?『公立中高一貫校』(小林 公夫)

「合格する子ども像」をひとことで言えば強力なエンジンを体に備え、目的に向かい目の前にある道を切り拓いていく子どもです。その際、高い言語能力を駆使し他者との関係性を構築できる子どもです。(本文より)

 

こういう子が公立中高一貫に受かるらしい。

ああいった試験だと、運の要素も大きそうだが。

 

興味深かったのは中学受験の言い出しっぺの話だな。

私立だと母親44.6%、父親23.2%と親主導になるのが、

公立中高一貫は子ども本人が62.5%だっていうじゃねーか。

 

そりゃー、自分の意思ならより一層頑張れるってことだろうな。

 

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『公立中高一貫校』(小林 公夫/筑摩書房

 

都立富士高附属中 は入学者の学力格差が激しいとあったが、

これは適性検査だけに、どこの学校も一緒なんだろうな。

 

実際に白鷗、仙台二華、仙台青陵に通う3人の歩みが

載ってる章もあったが、彼らに共通していたのは

読書や蔵書にまつわるエピソードがあった点だ。

 

やっぱ、いい作文書くには、いい本が大事。

気軽に読書できる環境づくりは大切だな。