中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

小5男子、気高さを知る『ぼくは本を読んでいる。』(ひこ・田中)

ひこ・田中といえば 豊島岡女

『好き、ってきつい。』が使われたな。

けどまぁ、頻出作家ってわけじゃないぜ。

 

『ぼくは本を読んでいる』は主人公の少年が

両親の本部屋で大切そうにしてあった児童書を

コッソリ読みすすめていくっていうストーリーだ。

 

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『ぼくは本を読んでいる。』(ひこ・田中/講談社

 

酷い状況におかれてもくじけない『小公女』セーラの

ゆるぎない心と豊かな想像力に少年が気づかされ、

自尊心の大切さに目覚めるって展開がいいぜ。

 

読書好きな転校生と、本がきっかけで

親しくなるところなんかもあって、

思わずニンマリしちまったな。

 

2019年1月発売のこの本で

出題するなら一日目

六日目の冒頭か?

 

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