中学受験を経験した親や受験のプロ、
精神科医など様々な分野の専門家等が
教育虐待について警鐘を鳴らしているぞ。
虐待された当事者の声なんかも載ってる本だ。
親が関わりすぎると、主体性が育たないってのは、
確かにその通りだろうが、サジ加減が難しいトコだ。
矯正され続けることはひたすら否定されるのと
同じことであって精神に変調をきたしやすく
なるってのも覚えといた方がよさそうだ。
子どもの発達段階に見合わない課題で
追い込むのはどんな理由があっても
教育虐待って考え方も重要だな。
子どもの決定権を尊重することも、
心の健康を守ってモチベーションを
上げるのに重要な役割を果たすようだ。
特に興味深かったのは医師たちのコメント。
難関校に合格した子ほどハイリスクってのは、
ゆがんだ自己愛の肥大をもたらすせいらしいぜ。
実力不相応の学校に受かってしまうのは最悪だけど
逆に、実力十分で落ちるのは好ましいっていう話だぜ。
不合格という結果を受け止め、気持ちを切り替えて謙虚に
努力を重ねることで、大学受験でも成功しやすいんだってよ。
実は中学受験で一番いいのは、実力はあるのにギリギリで不合格になってしまった子なんです。(本文より心療内科医の言葉)