『飛ぶ教室』は季刊の児童文芸誌だ。
普通の小学生はまず読まない雑誌だが
ここからの出題って意外と多いんだよな。
毎号、実力派の良質な短編が掲載されるんで、
入試の素材として扱いやすいってことだろうな。
読解の対策として受験生に読ませる場合には、
親が事前に目を通しておくとよさそうだぜ。
作品の2/3以上は、低学年向けだったり、
内容がテスト向けでないなどの理由で、
チェック対象から除外できるからよ。
出そうな作品に付箋つけてくと
毎号3作品ぐらいしか残らん。
これなら忙しい受験生も
10分で読みこなせる。
この『飛ぶ教室』なんだが、
本の紹介コーナーも要注目だ。
例えば昨年載った『朔と新』は、
今年の出題ランキング第二位だし、
『あしたのことば』も桜蔭で出たぜ。
素材探しで『飛ぶ教室』に目を通した
作問者が本の紹介コーナーにも着目して
出題って可能性もなきにしもあらずだろ?