「渡り廊下で出会ったあの日から、私の目に映るものはどんどん輝きを増していく。何もかもがこれまでと違い過ぎて、どうしたらいいのかわからない」(本文より)
女子高生の瑞々しい
恋愛を描いた作品だが
軽いノリじゃないんだわ。
誰にも歓迎されない関係ゆえ
家族に隠そうとするが、思わぬ
ところから露見しちまうんだよな。
国語素材としてはどのレベルの中学で
出題されてもおかしくない感じではある。
ただし、いい人と悪い人の落差が甚大で、
激しいDVが描かれてたりもするしなー、
小学生に読ませるには抵抗があるな。
ま、出題された箇所以外に際どい
表現を含んでる事例は、森絵都
瀬尾まいこなどでもあるが。
この本の狙い目は以下。
素人の勘だけどな!
・主人公が体育祭で疾走する場面
・級友のぬすみが話題になる場面
・ネグレクト家庭を訪問する場面
・タイハーフの子を家に招く場面
※小学生には禁書の出題事例