中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

きっと、タイが好きになる『9月9日9時9分』(一木 けい)

「渡り廊下で出会ったあの日から、私の目に映るものはどんどん輝きを増していく。何もかもがこれまでと違い過ぎて、どうしたらいいのかわからない」(本文より)

 

女子高生の瑞々しい

恋愛を描いた作品だが

軽いノリじゃないんだわ。

 

誰にも歓迎されない関係ゆえ

家族に隠そうとするが、思わぬ

ところから露見しちまうんだよな。

 

国語素材としてはどのレベルの中学で

出題されてもおかしくない感じではある。

 

bookmeter.com

 

ただし、いい人と悪い人の落差が甚大で、

激しいDVが描かれてたりもするしなー、

小学生に読ませるには抵抗があるな。

 

ま、出題された箇所以外に際どい

表現を含んでる事例は、森絵都

瀬尾まいこなどでもあるが。

 

この本の狙い目は以下。

素人の勘だけどな!

 

・主人公が体育祭で疾走する場面

・級友のぬすみが話題になる場面

・ネグレクト家庭を訪問する場面

・タイハーフの子を家に招く場面

 

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『9月9日9時9分』(一木 けい/小学館

 

小学生には禁書の出題事例

yukikaze.hateblo.jp