中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

終盤の山場に注目したい『わたしのあのこ あのこのわたし』(岩瀬 成子)

飛ぶ教室が大きく扱った作品なんだが、

入試レベル未満だと思って無視してきたわ。

ざっと見て小4から小5向けかと思ってよ。

 

けど、中受鉄人会が上位校以上での出題が

予想されると書いたんでちゃんと読んだら

終わりの方に出題しやすい箇所があったわ。

 

物語は女子2人の視点を交互に切替えつつ

進むんだが、父親と別居する子が主人公の

11章と13章には注目しときたいトコだ。

 

社会の授業で、生活に根差した古い品を持ち寄ることになりますが、そこで女子グループの一人が大切なものを失くしてしまいます。そのグループは主人公の親友(モッチ)をいつも「しっぽ」呼ばわりして軽く見ていました。親友が昼休みも一生懸命探し回っていたのを知った主人公は、グループのリーダー格に詰め寄ります。

「どうしてやめないの。モッチのことをしっぽって呼ぶのを」

(以上、全15章のうち13章の中盤を要約)

 

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『わたしのあのこ あのこのわたし』(岩瀬 成子/PHP研究所

 

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No.1098 2022年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します! | 中学受験鉄人会