『飛ぶ教室』が大きく扱った作品なんだが、
入試レベル未満だと思って無視してきたわ。
ざっと見て小4から小5向けかと思ってよ。
けど、中受鉄人会が上位校以上での出題が
予想されると書いたんでちゃんと読んだら
終わりの方に出題しやすい箇所があったわ。
物語は女子2人の視点を交互に切替えつつ
進むんだが、父親と別居する子が主人公の
11章と13章には注目しときたいトコだ。
社会の授業で、生活に根差した古い品を持ち寄ることになりますが、そこで女子グループの一人が大切なものを失くしてしまいます。そのグループは主人公の親友(モッチ)をいつも「しっぽ」呼ばわりして軽く見ていました。親友が昼休みも一生懸命探し回っていたのを知った主人公は、グループのリーダー格に詰め寄ります。
「どうしてやめないの。モッチのことをしっぽって呼ぶのを」
(以上、全15章のうち13章の中盤を要約)