あとにもさきにもあんな立派なおなごには会っだこどがねえ。本当に真の姫君でがした。(本文より)
今年の渋谷幕張中で出題された高難度作品。
戦前から戦後という時代背景の上に方言も
あるんで並の小6では歯がたたなそうだわ。
難関校以外での出題はないんじゃないかな。
大人なら読める味わい深くていい作品だが、
こんな素材使ってくるなんて流石は渋幕だ。
俺のレビューからの一部抜粋は以下の通り。
主人公を変えつつ戦前・戦中・戦後にわたる家族の生き様を描いた物語。厳しさの中にある優しさ、儚さの中にある強さが心に沁みる作品です。家族に背を向け書斎にこもりきりの父や、母を使用人のように扱う高慢な祖母の印象は、読み進めるうちにガラリと変わることでしょう。