中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

溢れんばかりの家族愛『母さんは料理がへたすぎる』(白石 睦月)

なさけない、みっともない、やるせない。いいじゃん。それでいいんだよ。(本文より)

 

2021年入試で出題数3件だった作品だ。

家族愛溢れる本なんだが、特に注目なのは

少年の小学校時代を描いたプレゼントの章。

 

学校が舞台になるシーンが一番活き活きと

描かれてるし面白くもありお勧めなんだわ。

 

全然関係ないが、シマウマの鳴き声が実は

犬にそっくりってネタはこの本で知ったわ。

 

以下は俺が書いたレビューからの一部抜粋。

 

父を亡くした少年が仕事で忙しい母を助けて家事や三つ子の妹の世話に奔走します。男のくせに料理ができすぎるとバカにされたくない彼は、わざと家庭科の時間に手抜きをするのですが、堂々と腕を振るう転校生が現れたことで気持ちに変化が生じます。

 

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『母さんは料理がへたすぎる』(白石 睦月/ポプラ社