中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

理想に燃える教師像『空にピース』(藤岡 陽子)

『金の角持つ子どもたち』で注目された

藤岡陽子の2022年2月発売の新作だ。

 

一言で言っちまうと6年の担任になった

若い女教師が荒れた学校で奮闘する物語。

 

困り感のある子をマンツーマン対応とか、

現役教師が読んだら、大変な教育職場で

こんなマネできるか!とか怒りだすかも。

 

ま、面白くて目が離せない部分も多いわ

ミステリ要素もちょっと入ってたりして。

 

興味深かったのはクラス分けのカラクリ。

 

勉強・運動を出来る、普通、苦手に分け、

どの組も能力が均等になるよう先生達が

話し合いながら配分してくんだってな?

 

もう一点、外国人の子の1/3は就学の

実態が不明って話もかなり衝撃だったわ。

 

俺のレビューの最初の方はこんな感じだ。

 

困っている子は放っておけないという熱血先生が主人公。教師の立場を超えることも厭わない彼女が、問題だらけの学校に赴任して、厳しすぎる現実に直面します。

 

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『空にピース』(藤岡 陽子/幻冬舎