中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

大切なことを教えてくれる『あの子のことは、なにも知らない』(栗沢 まり)

考えた時間はむだではない。自分の知らない世界を想像し、思いやった経験は、これからぜったい生きてくる。(本文より)

 

ポプラ社から3月に発売された新刊本だ。

 

中受では出題実績のない作家だと思うが

恵まれた子らが想像しにくい環境の話は

難関校好みのテーマなんで読んでみたわ。

 

中学3年生たちが学校で問題児とされる

子の事情へ関心を抱いて、知らなかった

世界のことを身近に感じるっていう話だ。

 

俺のレビューだとこんな書き出しになる。

 

中学卒業を控えた時期に、心を閉ざした転校生がやってきたことで騒動が巻き起こります。主人公は卒業祝賀会実行委員の2人。彼らがつらい生活を強いられる子に関心を深め、お互いに刺激を与え合い、正しさとは何かを追い求めて立ち上がります。

 

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『あの子のことは、なにも知らない』(栗沢まり/ポプラ社