中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

ツンツン、トゲトゲ、そのワケは?『金曜日のヤマアラシ』(蓼内 明子)

人間の気持ちって、なんであんな一瞬でうらがえるんだろ?(本文より)

 

あんまり出題実績のない作家の新作だが、

素材文にしやすそうなんでチェックした。

 

いやな転校生が来ちゃったなというのが

関わってみたらいいやつじゃんに変わる。

一言でいえばそんなストーリーだったわ。

 

平易な部類なんで小5でも読めるだろう。

以下は俺の書いたレビューの最初のほう。

 

事情や背景を知ることでお互いの見方は変わる。心にフタをせず気持ちを出していこう。そんな願いが込められた作品ですね。主人公は父子家庭の小6女子。取り返しのつかない過去に苦しむ彼女が、いつも不機嫌に見える転校生との関わりを通じて、人とのほど良い距離感を学んでいきます。

 

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『金曜日のヤマアラシ』(蓼内明子/アリス館)