中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

”繊細な海賊”が使えそうな『日向丘中学校カウンセラー室 十人十色、1匹?色の文化祭』(まはら 三桃)

カウンセラー室の中にいるよりも、ずっと大変でした。問題は、むしろ外の方にあるんですね。(本文より)

 

少し前まで頻出だった作家の7月の新作。

シリーズ2作目だが、前作は俺が珍しく

酷評するほど雑なストーリー展開だった

 

今作は先に読んだ娘にうっかり「その本

つまんなかったでしょ」と言ったところ

傷ついてたので気合を入れて読んでみた。

 

そりゃないでしょって部分はなかったし

前作とくらべたら全然いいんじゃねーの。

確かに女の子が喜びそうなストーリーだ。

 

出題には1話目あたりが丸ごと使えそう。

5分で読めるし最初だけでも見とけば?

 

文章の難易度「平易」、テーマの注目度

「無印」、素材の使い勝手「〇」として

出典予想最終版では28~30位近辺か。

 

以下が俺のレビューの始めのほうになる。

 

スクールカウンセラーが主人公のシリーズ2作目。大したことはできなくても、せめて気持ちの落ち着く場所はつくりたい。そんな願いを抱き、子供たちに暖かい眼差しを向ける彼女が、文化祭の日に遭遇するちょっとした驚きの数々を描いています。

 

bookmeter.com

 

『日向丘中学校カウンセラー室 十人十色、1匹?色の文化祭』(まはら三桃/アリス館)