中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

まだある出題に使えそうな『飛ぶ教室』掲載作品

『飛ぶ教室』は季刊の児童文学雑誌だわ。

ほど良い長さの短編がいくつか掲載され、

割と出題実績もあるんでチェックしてる。

 

2023年受験組には67号~70号が

狙い目っぽいんで使えそうなのを選んで

ザックリあらすじを書いてみたのが以下。

 

2021/10/25発行の『飛ぶ教室』67号より

『可哀想なトマト』(二宮 敦人)

離婚を進めようとする親たちに納得いかない女子中学生が主人公。家にいるのが嫌で、八百屋さんの手伝いに通いつめる彼女が、そこで出会った「ちょっと変わっているけど優しい人たち」との交流の中で気づきを得ていきます。 

 

2022/1/25発行の『飛ぶ教室』68号より

『居残りの彼女』(津村 記久子)

主人公は女子グループ内のいざこざに疲れている小学4年生。もっと毅然としていたいと思う彼女が、自分と同じ居残り授業に堂々と来ている6年生の少女に出会い、親しくするなかで、自分らしくあるための勇気をもらいます。 

 

2022/4/25発行の『飛ぶ教室』69号より

『記憶のなかの美しい雨』(伊吹 有喜)

体は男として成長していく一方で、心が置き去りになっている少年が主人公。自分の在り方に確固たるものがないまま苦悩する彼が、疎遠だった祖母の率いる一座の最後の公演に招かれ、運命の変えるような“とびきりの体験”をします。

 

70号は有賀拓郎佐藤いつ子の作品が

面白かったが出題には向いてなさそうだ。 

 

これ以外にも稲垣栄洋の短編エッセイや

いとうみくの『雨のにおい』が69号に、

古内一絵濱野京子も68号に出てるし

気になるのはまだあるが、挙げていくと

きりがないんで、この辺にしときますわ。

 

論説文でおなじみの先生による短編エッセイ(69号掲載)