中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

桜蔭の出題者に選んで欲しい3作品

通常、入試問題に使われるのは夏までに

出た作品だが、桜蔭は秋・冬の新作でも

フツーに出題してくるから変わってるよ。

 

2020年出題 前年の7月25日発売
『思いはいのり、言葉はつばさ』(まはら 三桃)

2021年出題 前年の11月14日発売
『あしたのことば』(森 絵都)

2022年出題 前年の9月8日発売
『そらのことばが降ってくる: 保健室の俳句会』(高柳 克弘)

 

ここ数年の傾向が今年度も続くとすると

案外、絞り込めちゃったりするかもな?

 

そこで、9月1日以降に発売された本で

超・名門校の選書に相応しいと思われる

作品を並べてみたのが以下のリストだわ。

 

2022年11月14日発売
『ひこぼしをみあげて』(瀧羽 麻子)

2022年11月14日発売
『手で見るぼくの世界は』(樫崎 茜)

2022年10月5日発売
『ぼくたちはまだ出逢っていない』(八束 澄子)

 

3つとも中学受験で使われる素材文では

標準的な難易度なので読みやすいだろう。

 

『ひこぼし~』は頻出作家の良素材だし、

今回のリストに入れないのは無理な感じ。 

 

『手で見る~』はオレの一押しなんだが、

この作家は近年あんまし出題されてない。

気づきに満ち溢れた秀作ではあるけれど、

作問者に気づかれない可能性も高そうだ。

 

『ぼくたちは~』は序盤が暗すぎるけど、

中盤以降、劇的に良くなると俺は感じた。

伝統工芸に触れる複合テーマな点もいい。

2022年出題作品と同じレーベルだし、

作問者の目に触れてる可能性は高そうだ。 

 

ま、常識的に考えてこんなテキトー予想

当たるワケないから真に受けないように。 

 

あわてて買ったりするのはアホらしいし、

追込み期の貴重な時間を使うのも無しだ。

 

これら3作品に以下の2つを加えたのが、

2024年入試向けの出典予想を作る際、

ランキングで上のほうに入ることになる。 

 

2022年9月14日発売
『ラベンダーとソプラノ』(額賀 澪)

2022年10月12日発売
『給食アンサンブル2』(如月 かずさ)

 

イチオシはこの作品だが・・・