世の中に「素直ないい子」なんて生きものが存在するはずがない。もし、そう見える子がいるのであれば、その子はなにかしらの抑圧を抱えている。(本文より)
発売日はちょっと先で4月7日の予定だ。
これまで地味に出題されてきた作家だが、
今度の新作は派手に選ばれる要素アリだ。
中1から中3までの6人と教諭の視点の
連作短編集で文章のレベルも入試に合致。
一部ラノベっぽい軽さもあるんだけどな。
ま、過去3作よりは素材にしやすそうだ。
新生活をしなやかに生き抜く知恵を得る
という意味では中学生にもいいかもな?
傾聴は一生もののライフハックだろうし。
俺の先行レビューの書き出しはこんなだ。
人の声に耳を傾けることの大切さに気づかせてくれる作品。さまざまな悩める中学生たちが、飄々と校内を巡る「とある生徒」と出会い、交わるなかで、思いもよらぬ化学反応を起こしていきます。