中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

今さらながらの『水を縫う』(寺地 はるな)

個性は大事、というようなことを人はよく言うが、学校以上に「個性を尊重すること、伸ばすこと」に向いていない場所は、たぶんない。(本文より)

 

2021年度中学入試の最頻出作品だが、

公立高校でも九州の四県など多数で出題

 

去年も今年も続けて中学入試で出てるし、

新作をチェックする前に読むべき本だな。

 

受験生は第1章だけでも見ておくといい。

無気力系男子に起こる変化が面白いから。

 

以下は俺のレビューの書き出しの部分だ。

 

めんどくさがりで他人に無関心だった高1男子が、姉のウェディングドレス製作に乗り出し、疎遠だった父の協力も得ながら、唯一無二の衣装を作り上げていきます。

 

bookmeter.com

 

『水を縫う』(寺地はるな/集英社