中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

心に残る戦争の傷跡『ぼくはうそをついた』(西村 すぐり)

ポプラ社から来週7日に発売される新作。

 

バレーボールにのめり込む高学年男女が

思わぬきっかけで戦争のかなしさを知る

一言で言っちまうとこんなストーリーだ。

 

母の戦争体験を聞いた著者が30年間も

温め続けてきた話を元にしてるそうだよ。

 

17歳の代用教員が教壇に立つって話は

その言動まで含めて母親の実体験らしい。

 

今で言えば学芸大附属高校の3年女子が

教育現場に駆り出されるようなもんだよ。

こんなところにまで無理が出てたんだな。

 

出題って面では序盤のハンカチがらみの

エピソードなどが使えるかもしれないな。

 

俺のレビューの中盤はこんな感じだわさ。

 

決して色褪せさせてはいけない記憶。繰り返してはならない過ち。著者の、そして著者の母の心からの願いが、ひしひしと伝わりました。

 

『ぼくはうそをついた』感想・レビュー

 

小学校が臨時の救護所になる場面も(6/7発売予定)