中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

自分を貫く勇気『あしたをみがけ 姫川中学校みがき部』(横沢 彰)

どんな石ころだって、磨けば輝いてくる。(本文より)

 

今年の1月からこれまでに3冊出ている

こんな部活ありますシリーズの1つだよ。

 

糸魚川中学に実在する研磨部がモデルだ。

どうやら日本に一つしかない部活っぽい。

 

ま、そんな世にも珍しい部活の物語だが

地味男子の地味な学校生活が描かれてて

正直、途中で読むのをやめそうになった。

 

ちょ~っと盛り上がりに欠けていたから。

 

けど、バレー部が関わってくるあたりで

おっ!となって後はずっと熱中できたよ。

 

後半以降で盛りかえすのでそれを念頭に

アッサリ切らないことをお勧めしたいな。

 

素材的に特にすすめたいのは9~10章。

陽キャの意外性に触れる11章もよさげ。

 

人にどう見られようと関係ないっていう

開き直りは児童書では珍しい主張かもな。

 

以下、俺のレビューの一部を引用しとく。

 

同調圧力に苦しむ子どもたちに届いて欲しい作品。

主人公は人目が気になるおとなしい中学一年生です。

海岸の石をめぐる出会いをきっかけに、「みがき部」に関心を持った彼が、優しい先輩や個性派の同期たちと過ごすなかで、自分を貫く勇気を身につけていきます。

 

『こんな部活あります──あしたをみがけ──姫川中学校みがき部』感想・レビュー

 

先輩の毅然とした姿に注目(2024/3発売)

 

一人でいることを怖がらなきゃ、思ったことが言えるんだ。(本文より)