中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

人生、凪いでる場合じゃない!『もしもわたしがあの子なら』(こと さわみ)

発売即重版となったって触れ込みの新作。

ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作だ。

 

ざっくりとワンフレーズで言っちまうと

普通女子が全然違うキャラの少女2人と

入れかわる体験を通して気づきを得る話。

 

なりたい相手になるって夢があるよな?

 

ま、楽しい読書にピッタリの作品だろう。

本を読まない子にも取っつきやすそうだ。

 

他人のフィルターを通して見える世界や

外見違うことで変わる周囲の反応などは

大人視点でもなかなかに興味深かったよ。

 

子どもならなおさら惹かれるだろうな~

 

以下は俺のレビューの真ん中あたりだわ。

 

チェンジ物ってたまに見ますが、三角パターンは珍しいかも?個性が増える分だけ、得られる経験や教訓も増し増しですね。自身の思わぬ魅力や、他人の気苦労に気づき、素直に生き方を変えていく主人公のことを、心から応援したくなりましたよ。

 

読みやすいので小4でもいけるかも(2024/6発売)

 

好きな人をうちあけあうって、グッと距離が近づくよね。(本文より)