”友だち”なんてものは本当にあやふやで、すぐに形を変える。(本文より)
たまに入試に出る作家の8月に同時発売
された2冊のうちの一冊を紹介してくよ。
ネット上の友だち関係を双方の視点から
描いたとってもユニークなストーリーだ。
@ユナと@さくらはどちらから読んでも
OKということになっているんだけどよ、
オレとしてはユナを先にするのを薦める。
@さくらは女子視点のワクワクな描写が
とくに男子には最初の壁になりそうゆえ。
その点、こっちを先に読んでさえいれば、
向こうの心理に興味がわくこと請け合い。
難なく書き出しの壁をクリアできる筈だ。
素材文適性は3章の合唱部朝練パートで
女子部員と激しいやり取りをする場面や、
あえて空気を読まずに動く場面が高そう。
俺のレビューの中核を以下に付けとくよ。
主人公は私立中学の二年生。
小学校からの同志や部活の女子との友だち関係に思い悩んだ彼が、趣味つながりのネッ友と交流を重ねるなかで、リアルでも活かせる価値観を手にしていきます。
オンラインのやり取りが、いつしかお互いを高め合うものに発展していく流れにうっとりしましたよ。
そして、誤解や秘密の行方にはハラハラ。
さらには急展開で酸欠に!
楽しさ溢れる一冊ですが、友だち関係の複雑さには真実味がありました。

わかりあえないことを確認するために、話をすることも大事なのかもしれない。(本文より)