中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

心に日本刀を持つ女『常夏荘物語』(伊吹 有喜)

常夏荘は夢の国ね。あの場所だけ時間が止まってるみたい。(本文より)

 

歪んだ名家の内外で奮闘する女達の物語。

たまに入試に出る作家の8月の新刊だわ。

 

なでしこ物語シリーズ最終巻ってことだ。

この作品から読んでもわからなくはない。

順番に読むほうが絶対に楽しめるけどな。

 

一言でいえば清々しい魅力に溢れた作品。

女達の胸のすくような活躍ぶりがいいよ

 

自分だけでなく家族や仲間たちのために

笑みを絶やさず闘うとか最高過ぎんだろ。

 

ま、面白いけど普通の小学生には難しい。

以下、俺のレビューから一部持ってきた。

 

“もっと自分に正直でいい”と訴えかけてくる物語。

描かれるのは十人十色の闘う女の生き様です。

脇役まで含め、驚くほど魅力的な人物が出てきますね。

特に、裕福でも愛情は豊でない時代錯誤なお屋敷の中で、不当な圧力に晒されながら奮闘する人々の心意気が刺さりました。

彼女たちの凛としたふるまいに真の大和撫子を見た気がします。

 

『常夏荘物語』感想・レビュー

 

おんなの道を描く大作(2024/8発売)

 

「身の丈を知る?何それ。そんなことを言ったら成長はない。腐るだけ」(本文より)