中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

めぐり逢い、湧き出るモチベ『迷子のトウモロコシ』(嘉成 晴香)

わたしみたいに、夢が迷子になっちゃうこともあるし。(本文より)

 

まれに入試に出る作家の9月の新作だよ。

 

煮詰まっていた少女が出会いに触発され

新しい自分に突き進んでいくストーリー。

 

合わないと思っていた子が実は、という

筋書きは王道展開だが俺は好きですわ~。

 

この先生の作品の中では素材にし易そう。

 

特に人生で一番大きく長い拍手の場面や、

雨道を姉と帰る中で心を動かされる場面、

あとは親への態度が変わる瞬間がよさげ。

 

本作は読みやすく小4でもいけそうだよ。

以下はオレのレビューの書き出しパート。

 

自分にとっての「特別」を見つけたくなる物語ですね。

主人公は中学生にして著名な芸術家という姉を持つ小学5年生。

家でも学校でも微妙な立場にあった彼女が、年の離れた友人が遺した部屋に通いつめる中で、不思議な邂逅を重ねていきます。

 

『迷子のトウモロコシ』感想・レビュー

 

素材文適性は中盤が高め(2024/9発売)

 

人生は短いんだし、わたしはやりたいことを思いっきり、できれば全部やりたい。(本文より)