中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

いのちを「いただく」ことの意味『ミルキーウェイ──竹雀農業高校牛部』(堀米 薫)

人間、何かを突破しようとしたら、それなりの覚悟を決めるのが大事なんだよ。(本文より)

 

決戦の朝だけど気を紛らすために三連投。

なにか書いてないと落ち着かないのだよ。

 

2024年12月に発売されたばかりの

こんな部活ありますシリーズの第4作目。

 

農ガールたちに光を当てた珍しい作品だ。

 

引っ込み思案の高校生が学校で実習用に

飼っている牛をお世話する牛部に出会い

普通では味わえない経験を重ねていく話。

 

彼女たちが大変な活動を乗り越えながら

何を吸収していくのか注目して欲しいよ。

 

都会で暮らす人には未知の話ばかりだし

学びっていう点では収穫の多い作品だわ。

 

原発事故エピソードは胸に迫りまくるし

日本の農業が抱える問題も見えてくるよ。

 

文章の難易度はいつもの分類では普通だ。

以下はマイレビューの感想パートの一部。

 

異世界ばりにユニークな青春は新鮮そのもの。

搾乳のために母牛と子牛を引き離したり、農業という視点で経済性を失った牛を「送る」くだりは衝撃でした。

一方でギリギリの経営を強いられる農家の切実さも十二分に伝わってきました。

生涯を人間に捧げる牛たちに敬意を払いつつ、彼らと真剣に向き合う農家を応援するためにも、感謝の気持ちで乳製品を頂かなければという気持ちになりましたよ。

 

食育に効く一冊(2024/12発売)

 

おいしい食べ物は生きる力をくれる。それは絶対に間違いがない。(本文より)