謝るくらいなら離婚しないでよ、とぼくは言ったけど、どちらからも返事はなかった。(本文より)
たまに入試に出る作家の11月の新作だ。
この先生が人情を描いたら当たりは必然。
期待を裏切らないばかりか越えてくるよ。
熱意が人を動かす話とかグッときたわ~。
主役は短編ごとに違っていて70代女性、
40代女性、小4男子、高校生男子、猫。
猫視点の話は短いけど重要な役割がある。
終盤の高校生パートは特に胸アツだった。
性格の良さがにじみ出てるんだもんよ~。
素材文適性の面でも終盤でグンと上がる。
高校生と小学生が心を通わせる場面など
エモくって問題文にもよいかもしれない。
店番、散策、進路のパートも使えるかな。
ヘルシー食材の知識も得られる本作品は
難易度って点では4段階でやや難に該当。
これなるは俺が書いたレビューの一部だ。
下町の老舗豆腐屋を舞台にした人情と家族愛の物語です。
主人公はお店の面々と客&たまに猫。
大黒柱を失った豆腐屋を残された家族が力を合わせて切り盛りしていく物語です。
ほっかほかになれますね~。
不安定な家業を、努力とアイデアで立て直そうとあがくさまが響きまくるから。
重大な決断に直面したときの絆にもジーンときましたが、より惹かれたのは終盤の青春小説のような部分ですね。

こんなふうにうれしいこともあるのだ。生きていれば。生きているからこそ、あるのだ。(本文より)