「それって、偽善、じゃねぇの?」つい、強めの声が出てしまった。(本文より)
稀に入試で見る作家の昨年10月の作品。
タイトルと表紙の感じから気の強い子が
行事への参加を拒否する話かと思ったが
読んでみたら先入観とはまるで違ったわ。
足を普通に動かせない大人しめな少女と
クラスメイト達が大なわ跳びの最適解を
意見を出し合いながら模索していく話だ。
子供主導で利害を調整するストーリーに
ふんだんに学びの要素が盛り込まれてる。
道徳的なのにいい話を読まされるような
重さや説教臭さがないところが凄いんだ。
自然とSDGSに親しめる優良図書だよ。
これは読書感想文にも向いてそうだわ~。
かなり平易だけど素材文適性もありそう。
問題文に使えるかもしれないシーン
6章△級友の部屋ではじまる真剣な対話
8章△多様性を踏まえた新しいアイデア
9章△少年の秘めた気持ちがこぼれ出る
あとは11章の友情がまぶしい部分かな。
レベル的に高学年模試によさげでもある。
こんなんで参考になるかワカランけども
俺のレビューの一部を以下に並べてみた。
多様性への意識が高まっている今、まさに必要な作品。
小学校のおおなわ大会への足にハンディキャップがある少女の発言に、5年生のクラスが揺れ、子どもたちが正解を求めて試行錯誤を重ねる物語です。
大人の言う綺麗ごとがどこか上滑りするなかで、子どもたちが問題の解決に向けて考え、行動するさまが素晴らしかったです。
さまざまな立場の当事者7人という多視点で織り成すストーリーは、優しい心や人の気持ちを想像する力を育んでくれるでしょう。

クラスメート、ひとりひとりに違う個性があり、それぞれにとっての正解があるんだ。(本文より)