中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

勇気、燃ゆる日『あの子の隣で待つ春は』(上田 聡子)

自分の一挙手一投足を笑おうと待ち構えている子が、いつも周りにいたら。想像するだけでも、喉がつかえたような気になる。(本文より)


入試で見たことのない作家の3月の新作。

だがしかし素材文適性は高かったりする

 

未知の先生によるYA作品っていう訳で

俺の期待値は高くなかったんだけどな~。

 

真っ正直に言っちまうとあれだ、泣いた。

 

葛藤に苦悩する2人の中学生たちの姿に

すっかり心を持ってかれ、ボロ泣きだわ。

 

自信のない子が頑張っちゃうと来るね~。


まさかの勇気なんか見せられた日にゃあ

クソエモくって感情ダダ漏れになるのよ。

 

今がGWじゃなかったらマジやばかった。

 

通勤電車で薄汚いオッサンが綺麗な本に

号泣してたらほとんど通報案件だもんよ。


これは子どもたちの感想も聞いてみたい。


問題文に良さそうな部分は不登校少女が

一歩踏み出す2つのシーンになるかな?

どちらも中盤から終盤にある名場面だわ。

 

主人公視点を交互に入替える全18章は

おそらく素材用に切り取りやすいだろう。

 

この逸品に作問者が気づけるか判らんが

難易度は中学入試では普通というレベル。

 

俺の恥ずかしすぎるレビューがこれっス。

 

どこまでも切実なのに、人にわかってもらえない苦悩が刺さりました。

 

主人公は怪我で走れない陸上部員と、創作に打ち込む不登校女子という二人の中学二年生。

やるせなさに圧し潰されそうだった彼女たちが、めぐりあい、励まし高め合う関係をすくすく育んでいきます。

 

エモさ爆発。

こんな凄い作家さんがいたんだ!

 

え?女子同士のふわふわした話?

な~んて思って手にしたら、爆弾級の威力満点な成長物語でびっくり。

この作品に涙腺をぶっ壊されたのは私だけじゃないはず。

 

とにもかくにも中盤からの疾走感が凄い!

 

最も印象に残っているのは、思わぬピンチに勇気をふり絞る場面。

友情の眩しさ、本気になることの尊さに、完っ全に参らされました。

 

これは間違いなく子どもたちにも刺さるでしょうね。

 

ポジティブワードが切り拓く運命、ぜひ五感で受け止めてほしいです!

 

『あの子の隣で待つ春は』感想・レビュー

 

思わぬ収穫にホクホク(2025/3発売)

 

人と一緒に作品を作り上げることが、こんなに楽しいなんて思わなかったよ。(本文より)