その日から、教室で、わたしと口を聞いてくれる子はいなくなった。(本文より)
まれに入試で見る作家の2月に出た本だ。
生き方に迷う子どもたちがちょっとした
謎めいた体験の末に出口を見つけていく。
ひと言で言っちまうとこんな短編集だよ。
両親のけんかを止めようとする子だとか
空気を読めない子のせつない胸の内など
いま何かを抱え込んでる人に刺さりそう。
各章末尾に濃いぃアドバイスがあるので
刺さるだけでなく救ってくれる作品かな。
例の4段階基準で語ると難易度は易しい。
以下、俺のレビューの書き出しになるよ。
昭和の香り漂うカフェが登場するちょっと不思議な短編集。
悩める子どもたちを引き寄せるお店との出会いが、彼らに解決の糸口を与えてくれます。
やはり多いのは家族関係や友人関係の問題ですね。
大人の不甲斐なさを感じる局面もしばしば。
その分だけ子どもの真っ当さがまぶしく感じられましたよ。

自分にやさしくすると、それが自然とこぼれて、ほかのひともうれしくなる。(本文より)