中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

何もかもが美しい『遊園地ぐるぐるめ』(青山 美智子)

思いっきり騒いで、あとは受験勉強に身を入れようって、4人で話した。(本文より)


頻出作家がミニチュアの魔術師とコラボ。

今年3月に発売された連作短編集ですわ。

青山先生は6月にも注目作が控えてるよ


例によって美しく組み立てられた物語は

安定感抜群で感嘆につぐ感嘆なんだな~。


老若男女の視点で描かれた8篇の中では

特に素材文適性が高いと見込まれるのは

バスケ女子を描く『スイングマシン』か。


引退試合の打ち上げで訪れた遊園地での

チームメイトの交流に心が温まる話だが

技あり選書になりそうな部分があるから。

 

ま、頻出作『リカバリー・カバヒコ』

適性100とすると今作は60程度かな。


面白さでは『イベントステージ』が推し。

ヒーローショーで起こったハプニングが

最高に笑えて、しかも癒されるんだわ~。


青山先生の作品の中では特に読みやすく

例の4段階分類だと普通というレベル感。


以下は、俺のレビューからの一部抜粋だ。

 

精巧に作り上げられた物語とミニチュアアートが夢の競演!

ほんのり不思議さを纏う遊園地を舞台に、迷える人々の心のもやが晴れていく連作短編集です。

 

これは感受性を豊かにしてくれそう!

8編の中には瑞々しく微笑ましい若者の恋、大人の友情、老夫婦の非日常なひとときなど多様なストーリーがあって、ぐるぐる変わる趣向に酔いしれましたよ。

 

最高のチームメイトを描く『スイングマシン』では、友情のきらめきにやられました。

楽しもう!という気のもちようは、バスケや受験のみならず、人生のあらゆる場面で活きてきそうですね。

 

『遊園地ぐるぐるめ』感想・レビュー

 

アートとの相性も抜群(2025/3発売)

 

正解がない問いばかりの中で、もがいているのは子どもも大人も同じだ。(本文より)