中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

出題されるかもしれない新刊本(2025年6月前後)

6月は稀にみる大豊作になりそうだな~。

 

最注目は中学受験の女王青山先生の作品。

 

工藤先生の描く中受のアナザーサイドは

ユニークで驚きが詰まってるストーリー。

 

久々に登場するまはら先生も期待度大だ。

他にも綺羅星のような作家がズラリ並ぶ。

 

新人では橋長先生の受験モノが面白そう。

 

以下のリストは未読の作品が多めなんで

問題文に向かない本も含まれてそうだが。

 

6/4発売 先行レビュー済

『この世は生きる価値がある』(長谷川 まりる)

SF要素を織り交ぜた子供達へのエール。

 

6/4発売 先行レビュー済

『読書感想文が終わらない!』(額賀 澪)

小学生たちが感想文の救世主に出会う夏。 

 

6/5発売

さくら前線急上昇! 高校受験で大逆転!?』(橋長 あこ)

パッとしない中二女子が下剋上に燃える。 

 

6/11発売

ポッドキャストで伝えて(下)』(宮下 恵茉)

少女の辛い現実に短歌の響きが沁み渡る。 

 

6/11発売

『ぼくたちの卒業写真』(天川 栄人)

陰キャの少年が卒アルで個性を活写する。 

 

6/17発売

『君のせいだ、涙がでるのは。』(林 けんじろう)

祖父の手記に記された1945年の記憶。 

 

6/18発売

灰とダイヤモンド』(東 曜太郎)

終戦直後、ヤミ市の孤児達のサバイバル。 

 

6/19発売

インド象の背中に乗って』(小手鞠 るい)

父の赴任先インド行きで沸き起こる感情。 

 

6/20発売

『花の子どもたち』(小手鞠 るい)

米国行きで少年が知るほんとうの多様性。 

 

6/24発売

『踊れ、愛より痛いほうへ』(向坂 くじら)

バレエ少女の行く末を描く芥川賞候補作。

 

6/25発売

『まるみかん大一番』(まはら 三桃)

図書館の閉館阻止に立ち上がる小学生達。

 

6/26発売 先行レビュー予定

『中受 12歳の交差点』(工藤 純子)

何のために頑張るのか?少年少女の葛藤。 

 

6/26発売

『チョコレート・ピース』(青山 美智子)

名手が贈る優しさあふれる24篇の祝福。

 

7/1頃発売

『不完全宣言』(林 けんじろう)

頼りない父に見切りをつけまさかの遠出。 

 

7/4頃発売

『給水塔から見た虹は』(窪 美澄)

団地で暮らす中学二年生のひと夏の物語。 

 

7/9頃発売

『かわせみのみちくさ』(瀧羽 麻子)

たまねぎとはちみつのあの子が高校生に。 

 

7/11頃発売

『天才望遠鏡』(額賀 澪)

かつて天才と呼ばれた者たちの生きる道。

 

7/14頃発売

『ほころぶしるし』(川上 佐都)

高校生たちの過ちの先を描いた青春小説。 

 

7/15頃発売 先行レビュー予定

『天使と歌う』(愛野 史香)

高三バレー部員はまさかの道へ進み出す。

 

7/16頃発売

『海は忘れない』(村上 しいこ)

高二女子が思いかけず知るこの国の過去。

 

7/16頃発売

『ほくほくおいも党』(上村 裕香)

選挙活動と家庭の危ういバランスの果て。

 

7/17頃発売 講談社児童文学新人賞大賞

『てまりのナゾほどき帳 出島と秘密の紅い石』(荒川 衣歩)

江戸時代の長崎で13歳が躍動しまくる。 

 

7/25頃発売

『65人のこどものはなし』(朝比奈 あすか他)

季刊飛ぶ教室掲載のエッセイ等を一冊に。

 

7/28頃発売

『ぼくのシェフ』(長谷川 まりる)

料理人を目指す13歳と貧民街の天才は。 

 

7/31頃発売 先行レビュー予定

『チャリを盗んで、夜明け』(黒川 裕子)

困窮し悪事に手を染めた少年の分かれ道。

 

7/31頃発売 先行レビュー済

『TRUE Colors 境界線の上で』(神戸遥真,蒼沼洋人,いとうみく,鳥美山貴子,ひこ・田中)

超のつく豪華作家陣が揃い踏みで大競演。

 

8/20頃発売

『9月1日の朝へ』(椰月 美智子)

新学期に向けた四兄妹のひと夏の生き様。 

 

良さげな本が多すぎる!(6/26発売予定)

 
7月には超尖ったアンソロ企画があるし

瀧羽先生の新作にも注目が集まるだろう。

 

8月の椰月先生も楽しみで仕方ないよ~。

 

新情報は当記事に書き加えていく予定だ。 

 

発売済みで今後レビューしたい新作

『この手はいつか』(中山 聖子)

『アカシアの朝』(櫻木 みわ)

『僕の悲しみで君は跳んでくれ』(岡本 雄矢)

『ぼくは刑事です』(小野寺 史宜)

『温泉小説』(朝比奈 あすか)

『恋の収穫期』(最果 タヒ)

 

【過去記事】

紹介作品からの出題(2025年度中学入試の国語出典)

紹介作品からの出題(2024年度中学入試の国語出典)

【旧作・準新作限定】レベル別中学受験生向け推薦図書

涙をチカラに変えて ~或る早稲アカ女子の疾走~

心に御守りをたずさえて ~或る日能研女子の復活劇~