中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

会計畑の成瀬『ぼきののか』(宮島 未奈)

いつかあたしの面白さに気付いてくれる人が現れるんじゃないかって心のどこかで夢見ていた。(本文より)


『成瀬は信じた道をいく』の続編3作目。

小説新潮2025年5月号掲載の短編だ。

1作目と2作目のレビューは以下の通り。

 

続編1作目『やすらぎハムエッグ』

続編2作目『実家が北白川』


このシリーズは中毒性があるもんだから

俺なんかは単行本を待てないんだよな~。


なんでもない会話のセリフがシュールで

おかしみが詰まりに詰まってるんだもん。

 

今作では立命館大生のユーチューバーが

あざとさから成瀬嬢に目を付けるんだわ。


こいつは数字を取れそうなキャラだ、と。


そこから強烈キャラが想像を軽々超える

働きを見せてドキドキが加速していくよ。


おなじみの無表情のド正論だけではなく

成瀬の珍しい一面も見られるのが今作だ


短編の詳述はひどいネタバレになるので

ストーリー紹介はこのぐらいにしとくよ。

 

普通にしているだけで注目される成瀬と

注目を求め足掻く女子が並ぶ様が面白い。


しかし困ったな、もう次が欲しい中毒性。

ライバルや天敵が出るとさらに熱いかも。

 

鮮烈な登場シーン(2025/4発売)


さっき怒らせようとしたのはひこうタイプにじめんタイプの技をぶつけるぐらい意味がなかった。(本文より)