学校ではリラックスしてすごしている。うん、女子だけって、ゆるくて心地いい。家のリビングがつづいてるって感じだよ。(『もし、緊張感のない女子校に入ったら』の本文より)
人とのつながりこんなときはシリーズは
今年1~2月にかけて発売された作品集。
本のタイトルは所収の一篇から来ていて
本全体のテーマを示している訳じゃない。
つまり、色んな話が楽しめるってことよ。
今作のラインナップは以下の通りですわ。
『もし、ぽつんとしてしまったら』(石川 宏千花)
『もし、緊張感のない女子校に入ったら』(おおぎやなぎ ちか)
『もし、伴奏を断ったなら』(杉成 恵佳)
『もし、自分が平凡だと感じたら』(イノウエ ミホコ)
『もし、早く大人になりたいと思ったら』(工藤 純子)
石川先生の作品は妄想力が爆発するよ~。
図書室党だった自分にはぶっ刺さったな。
おおぎやなぎ先生の作品はほんわかした
学校生活の中で強烈キャラが異彩を放つ。
女子が読めば女子校に行きたくなるかも。
杉成先生はジレンマ越えの流れが良いよ。
イノウエ先生には特別になることが全て
じゃないって物語を通じて教えられたな。
素材文適性の面では杉成先生と工藤先生。
特に工藤先生の短編はシリーズ最強かも。
影の薄い少年がビシッと足跡を残す話で
エモさ、面白さの面でも衝撃だったわ~。
これはぜひ自分の目で確かめてほしいよ。
平易なので小5なら問題なく読めそうだ。
以下、俺のプチレビュー詰め合わせナリ。
五人の作家による瑞々しい葛藤のオムニバス。
子どもたちのつらすぎる叫びから嬉しい悲鳴まで、五人五色の物語をうんと満喫できました。
跳ねまくる思考が楽しい[ぽつん]、ときめきの振れ幅が微笑ましい[女子校]、壁を乗り越えるさまが力をくれる[伴奏]、なにげない会話が共感を呼び覚ます[平凡]。
どの短編にも、何かしら惹かれる成分が含まれていましたよ。
そして[大人] は主人公の勇気に喝采!
少年の行く末までずっと見守りたくなる物語には、ユーモアも効いていて完膚なきまでに酔わされちゃったのよ。

ニンゲンっていつもおもしろいことを考えたり、カッコよくないといけないのかな。(『もし、自分が平凡だと感じたら』の本文より)