あのさ、ダサくてなにがあかんの。(『もし、親と好みが合わなかったら』の本文より)
タイトルに惑わされるんだが外見の話は
全五話のなかの一つに過ぎないからな~。
人とのつながりこんなときはシリーズは
様々な子どものお悩みに寄り添う短編集。
実力派と公募勢の作品は彩りもカラフル。
5作品の内訳は以下の通りになりまっせ。
『もし、自分がブサイクだと思ったら』(尾関 忍)
『もし、友だちの推しを好きになってしまったら』(長江 優子)
『もし、俺がホームランボールを取っていたら』(佐藤 いつ子)
『もし、親と好みが合わなかったら』(宮下 恵茉)
『もし、学校生活が砂漠化してしまったら』(石井 睦美)
面白さでは長江先生の短編が特推しだよ。
まさか、そしてまたまさかという展開が
短い話のなかに詰まってて良いんだわ~。
素材文適性は宮下先生が強めだったかと。
転校生のズバズバいう言葉が気持ちいい。
佐藤先生もちょっとあるかもしれないな。
子どもたちの思わぬ経験に学びもあるし。
難易度はシリーズ5冊とも共通で易しい。
以下、マイレビュー5本入りセット0円。
5人の作家が子ども達のモヤモヤを晴らすべく競演!
ルッキズム短編集と間違えそうだけど、中身はもっと色とりどり。
[ブサイク]はたった一言が心をえぐるさまに冷や汗、[推し]はその勇気に乾杯!、[ホームラン]は良き心変わりが沁みて、[砂漠化]には人生の財産になる気づきがありました。
そして新しい出会いがいびつな価値観に吹きとばす[好み]。
これはまっすぐな言葉の数々が悩める読者の歩みを後押ししてくれそうですよ。
総括すると、学びと気づきがあふれる良質なアンソロジーということになりますね。

イヤなことがあったときこそ、ユーモアでかわすんだ。(『もし、学校生活が砂漠化してしまったら』の本文より)