わたしの夢を嗤い、否み、呆れていたのは誰でもないわたし自身でした。(本文より)
たまには物語文とは違うジャンルも紹介。
ちくまQブックスに頻出作家が大登場だ。
論説文風味のエッセイといった印象だよ。
自分自身の経験を踏まえて心の枷を外す
ヒントを惜しみなく教えてくれるんだわ。
読むことと書くことで救われた実体験は
ジュワ~って身体に浸透して血肉になる。
創作の効用だけでなくコツも描かれてて
インプット+アウトプットに役立つよ~。
文章の難易度は普通といったレベル感で
物語でないジャンルの入口に向いてそう。
俺のレビューも一応ココに付けておくよ。
エッセイと論説文のいいとこ取り!
迷える十代に向けた大作家のエールは、人生を乗りこなすのに役立つ知恵の宝庫でした。
意外なまでの繊細さで、自身を苦しめていた過去を洗いざらい打ち明けるくだりは共感の連続。
ギュっと掴んできますね。
そこからどう救い出されたのか、友だちに語りかけるような文章で優しく書き連ねられていて、ふんわりハートを包まれるような感覚を味わいました。
ハッとさせられたのは、どんなに巧みに描かれた言葉でも、そこに血肉が通っていなければ読む価値がないという部分ですね。
著者の内から湧き出た「表現することで心が軽くなる」という気づきは、人生を賭けて得られた値千金の言葉なのだとしみじみ感じました。

現実とは全く別の世界、場所に逃れる。読書はそのための最高、最強、最適の方法だったのです。(本文より)