中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

心地よい熱を浴びながら『踊れ、かっぽれ』(実石 沙枝子)

人生っていうのは祭りだ。死ぬまで終わらない祭りだ。(本文より)

 

『17歳のサリーダ』で注目度上昇中の

著者が地元愛を目いっぱい展開した作品。

 

地域の祭りで踊る変わった部活が題材だ。

 

清水市の魅力と高校生達の挑戦の熱気が

ストーリーの中にギュッと詰まってるよ

 

アメリカから来て日本になじめない子や、

今は歩くのがやっとな元・活発な子など、

葛藤まみれの多彩なメンバーの気持ちが

活動のなかで揺れる様に引き込まれたな。

 

やる気なし集団にモチベが広がってくと

読んでるほうもさらに夢中になれたよ~。

 

素材文適性は高く、とくに足の不自由な

少女の章の後半などは問題に向いてそう。

ここは仲間意識が燃え上がる名シーンだ。

 

文庫本なんで見つけにくそうではあるが

先生の名ゼリフが多いのも推しポイント

 

難易度はやや難といったレベルだろうな。

俺のレビューはこんな感じになり申した。

 

清水みなと祭りで踊るため、高校の垣根を超えて集まった生徒たちが繰り広げる人間模様。

期間限定のユニークな部活動を描いた青春小説です。

 

それぞれに痛みを抱える彼らが、踊りを通じて心を一つにしていく展開の熱量と言ったら!

終盤にかけての躍動には感情のボルテージが上がりっぱなしでした。

 

超熱いけれど、これは心地よい熱さ。

 

最も刺さったのは空回っていた先生がカッコよさを見せるシーンですね。

かなわないと思っていた少女の願いが像を結ぶ場面も好き。

 

幸福感がストーリーから伝染してくるとか、一体なんなの?

 

一生の誇りできる瞬間。

限りない興奮を味わえるチャンス。

 

読者だけがモノにできるとしたら、どうします~?

 

『踊れ、かっぽれ』感想・レビュー

 

本当のカッコよさを体感(2025/6発売)

 

俺は、人生は生まれた瞬間にはじまるものじゃないと思う。なにか、これっていうきっかけと出会って、ようやくはじまるんだ。(本文より)