わたしにとってのトランポリンの魅力。それは地上では絶対にできないことができること。(本文より)
トランポリンっていいことずくめかも?
そんな気にさせられる愉快な一冊だわ~。
たまに入試に出る作家の3月の作品だよ。
ひかえめな少女が引っ越し先の中学校で
素敵な出会いをして変わっていく物語だ。
終盤にかけて例の子が前に出ていく姿に
共感のバロメーターがうなぎ上りですわ。
この作品、同期のユニークぶりも凄いな。
主人公だけでなく彼の成長ぶりも楽しい。
素材文適性はどちらかと言えばある方で
この部活シリーズの中ではとくに高そう。
以下、マイレビュー前半パートになるよ。
こっ、これは私もやってみたい!
そんな気にさせられるほど競技の魅力が伝わってきました。
主人公は気弱な中学一年生。
絡め取られるようにトランポリン部に入った彼女が、ためらいの壁を乗り越えて、自分なりのやりがいを見つけていく物語です。
時間とともにクセ者ぞろいの部員の違った一面が露わになり、互いに影響し合っていくところがいいですね。
『こんな部活あります──わたしは、跳ぶ!──トランポリン部』感想・レビュー

あと半歩。あと一歩ではなくあと半歩。その言葉にわたしはすごく励まされた。(本文より)