まれに入試で見る作家の3月に出た作品。
このシリーズってだいたい流れで入った
部活で新しい世界を知るって展開なんだ。
本作も明確な目的意識を持って生物部に
来るわけじゃないっていう点で路線通り。
ところが入った後の流れは別物なんだな。
ネタバレしたくないので詳述を避けるが
まさかが起きるって点ではたぶん最強だ。
生物部が舞台なだけに理科の学びもアリ。
トノサマガエルが絶滅に瀕しているとか
ミネラルウォーターは加熱殺菌してあり
酸素が抜けてるから水槽に入れられない
というのはこの作品で初めて知った知識。
難易度は普通なので読みやすいと思うよ。
いつものレビューのカケラは以下の通り。
ぎくしゃくした家庭の少女が、失意のまま入った私立中学で新しい世界に触れる物語。
流れで入ったクラブはびっくりするほどトラブル含みでした。
主人公の家でいたたまれなくなる気持ちや、仲間とのいざこざへの苦しみには共感度MAX。
人間関係について校長先生の語る意外で現実的なアドバイスが沁みましたよ。
『こんな部活あります──サンショウウオの歌が聞こえてくるよ──生物部』感想・レビュー

自分の中に、強くて譲れない部分があると、どうしても、人とうまくやっていけないんだよね。(本文より)