中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

自然体の親しみやすさ『短編小学校neo うちのクラスに天才子役』(吉野 万理子)

同じ六年生なのに、別世界から来た人みたいだ。(本文より)

 

たまに入試で見る作家の出たばかりの本。

 

タイトル通り学校に芸能人が来ることで

巻き起こるちょっとしたドタバタの中で

子どもたちが解り合い、成長していくよ。

 

基本、クラスには心優しい子が多くって

ほっこりしつつ読めるストーリーだった。

 

大人びているかと思えば意外な面もある

子役の少年には特別な存在感があったな。

 

短編小学校シリーズって好きなんだけど

一人の強烈なキャラクターに軸足を置く

今作の試みは大成功だと俺は感じたわ~

 

撮影現場の衝撃にはとくに引き込まれた。

 

15編の中には中学受験生の話のように

少し素材文適性が感じられる短編もアリ。

 

1話4分で読める平易で手軽なこの一冊。

以下、率直なレビューを書き連ねたのよ。

 

飾らずに近しい人と向き合うことのすばらしさが、物語から伝わってきました!

 

同い年の役者と同じ教室で過ごすドキドキの学校生活を描いた15編。

 

子どもたちの間に渦巻く感情の振れ幅に酔いしれましたよ。

勝手に盛り上がる子もいれば、気にしてないようにふるまう子もいて、ストーリーを彩る個性は十人十色。

 

そんな中、注目の当人は飄々とクラスに溶け込んでいきます。

 

例の少年の「らしい」ところと、「らしくない」ところのギャップがいっそう魅力を増していましたね。

もう性格の良さは金メダル級。

 

いきなり見せつける超人ぶり、かと思えば学校行事にガチの本気。

 

それは演技?それとも素顔?

意外な過去とはどんなものか?

そして彼の中学受験の行方は?

 

すべてが明るみになる最終話まで一気に突っ走っちゃって!

 

なんでも出来るかと思えば・・(9/12発売)

 

ここにいるのは、だれにも告白したことのない男子ばかりだ。へえ、としかいいようがなかった。(本文より)