中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

孤独への処方箋『ネバーランドの向こう側』(佐原 ひかり)

自分で自分にダメだと思うのはまだいいけれど、誰かに思わされるのは、本当にしんどい。(本文より)

 

最っ高の盛り上がりで楽しませてくれた

『スターゲイザー』著者の6月に出た本。

 

性格的にも生活面でも一人立ちが難しい

主人公が急な出来事で窮地に立たされて

外の世界に踏み出していくストーリーだ。

 

彼女のダメっぷりに共感しまくったわ~。

 

で、その分だけ後の展開にのめりこめた。

終盤なんてグッと拳を握りしめたもんよ。

 

なにせ助けられる存在からの脱皮が激熱

 

年齢や立場を超えて人と関係を築く尊さ、

これがビシバシ響いてくる物語なんだな。

 

素材文適性ではゲーセンが舞台の場面か。

場所的に問題文向きじゃないっぽいけど

小学生との交流にほんのりと素材感あり。

 

難易度はやや難といったレベルになるよ。

以下、マイレビューの書き出しより抜粋。

 

主人公は実家でぬくぬく暮らしてきた気弱な30歳。

親の死で突然の生活の変化に見舞われ、戸惑いの淵をさまよう彼女が、さびしさを乗り越えて自立していくさまを描いた作品です。

 

動き出してからの人の輪の広がりが心地いいですね~。

序盤で溜まる“あの人”へのストレスがパァーっと吹き飛んでゆく爽快さも魅力でしたよ。

 

『ネバーランドの向こう側』感想・レビュー

 

哀しみを受け入れられない心情が刺さる(2025/6発売)

 

僕は、人と深い関係を結ぶ際において大切なのは、その人に何をしてもらいたいかではなく、何をしてあげたいかだと考えています。(本文より)