相変わらず閑古鳥が鳴きまくるブログが
今年も懲りずにランキングを作成したよ。
作品の優劣ではなく出題者が選びそうか。
この点のみで順位付けしたリストが以下。
全てここでレビューを書いた作品たちだ。
表の説明は少し腰を据えて書いてみたわ。
出典予想ランキング(1位~50位)

私の勘で選んだ出題者に好まれそうな今期の作品群です。
昨年作った表は2025年中学入試への採用率が以下の通りでした。
1~25位・・76%(前年84%、前々年80%)
26~50位・・32%(前年56%、前々年16%)
※私が入手できた情報は全体の半分もないので、実際の採用率はさらに高いはずです。
今回も、ランキング上位には国語科のスペシャリストが好みそうな「教科書っぽい要素を含んだ作品」をズラリと並べました。
一方、下位には若い読者層の感性に寄り添った「弾けるような魅力の作品」が多くなっています。
素材文に選ばれるには、出題者に見つけてもらうことが何より重要です。
このため、選書のメインシーズンである3月から7月中旬にかけて書店で目立っていた作品には、順位の面で優遇する補正を加えてあります。
さらに、前年の秋冬物と作問リミットの迫る今年の8月に出た本にはマイナス補正が入っています。
出典予想ランキング(51位~100位)

表の見方に関して、【難易度】は1が「難しい」で大人向け、2は「やや難しい」で中高生向け、3は「普通」で小中学生向け、4は「易しい」で同じく小中学生向けですが、より敷居の低い作品という分類です。
【作家頻出度】は、近年の中学入試でどれだけ使われているかを、私が知る範囲で分類したもので、それほど厳密なものではありません。ただ、この項目で無印だと、文学賞の受賞などの特別なことがない限り、以下の2項目でも丸印がつきにくくしてあります。
【テーマ注目度】は、紹介した本で注目に値しないテーマの本などないのですが、入試への出題を念頭に置いた場合にどうなのかという視点で判断しています。挑戦的な作品は非常に面白いものの、ここでは無印としているケースが多いです。
【素材文適性】は、入試素材としての使い勝手はどうかという視点でみています。特に重視したのは心情の問いやすさです。流行りの崩した言い回しや荒っぽい言葉づかい、ポップなストーリー展開などは楽しいとはいえ、教科書的でないためマイナス評価になります。
このランキングは入試問題が作られる時期を意識して8月締めで作成していますが、翌9月発売の作品もまれに出題されるので少し補足します。
いま把握している中で特に注目なのは、2025年9月10日発売の『中三・ラプソディ』。
それ以外では、今後紹介予定の『わたしのbe 書くたび、生まれる』なども有力候補になるかもしれません。
前年度版で紹介した作品のなかでは、称賛の声が止まらない本屋大賞2位の『アルプス席の母』と、根強い人気を誇る小学館児童出版文化賞の『あの空の色がほしい』に引き続き注目したいところです。
さて、今回リリースしたのは2026年入試向けの表ですが、本番まで4ヶ月を切っている6年生は、いまは本に夢中になっている場合ではありませんね。
勉強の合間に気分転換として触れるぐらいが丁度よいでしょう。
5年生以下ならどんどん読んでOKなので、過去のリストとともに選書の参考にしてもらえたらと思います。
読書の恩恵はさまざまですが、学力の面でも良い影響を及ぼすと言われていますね。
本とは、より良く生きるためのヒントがたっぷり詰まった宝箱です。
つらいとき、そこから抜け出すヒントをくれます。
うれしいときには、さらなる幸福感をくれることもあります。
寂しいとき寄り添ってくれ、何でもないときさえ特別な時間に変えてくれます。
よりどりみどりの想像力の賜物が、あまねく価値ある至宝が、今か今かとあなたが手を伸ばすのを待っています。
前年バージョンの出題実績(一部抜粋)

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