このシリーズはたまに入試でも見かける。
あと10日ほどで書店に並ぶことになる
剣道物語『まっしょうめん』の5作目だ。
今回は仲間達との最後の試合が描かれる。
不思議なことに、俺、剣道経験ないのに
試合の打ち合いやぶつかり合いの場面が
息遣いまで感じられて心臓バクバクだよ。
競技シーンの迫真の描写は著者ならでは。
さらに試合後の企画ってのもみどころだ。
爽やかな青春ストーリーを浴びたければ
このシリーズは有力な候補になるっしょ。
しかも本作から読み始めても違和感なし。
これを入り口に読み進めてもOKですわ。
難易度は紹介作品のなかでは平易だろう。
以下、俺のレビューからの一部抜粋だよ。
コレ楽しい!凄い!
剣道を知らない私にも迫力ある剣技がありありと浮かぶほどでした。
主人公は中学入学を控えた少女。
運動音痴でしかも弱気という彼女が、剣道と出会い、打ち込むことで、新しい自分に生まれ変わってゆく物語です。
思い入れのある道場の仲間との最後の大会にはみんなが前のめり。
ほとばしる本気のぶつかりあいを目の当たりにして、思わず読む手に力が入りましたよ。
とくに主人公が勇気を振り絞って前へ、前へ突き進む場面は鳥肌モノでした。
勝ったり負けたりしていくなかで確かなものを掴んでいく彼ら。
そんな仲間たちを導く先生の姿にも胸が熱くなりましたね。
よき指導者らしいセリフがたっぷりあるからお楽しみに!
本作はタイトル通り残身が重要テーマ。
私は弓道畑の人間ですが、同じ残身でも剣道では考え方が違うことを知ってビックリ仰天でしたよ。
さらに異なる茶道の残身の話まであって感動すら覚えました。
う~ん、ゆかし、いとをかし!
そして、ちょっと情けない主人公のパパにはほっこりさせられたわ~。
応援せずにいられない子どもたちの成長。
一生懸命だからこそこぼれる涙。
本作の魅力は語りつくせないですね。
このシリーズのおかげで剣道の競技人口、増えちゃうんじゃな~い?

剣道はわたしに、背筋も手足もまっすぐのばせといってくれた。(本文より)