中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

先生にしか描けない『春の星を一緒に』(藤岡 陽子)

いまは自分にある力をすべてかき集め、あの子の夢を応援したい。(本文より)


入試頻出作家の先月発売された作品だよ。


医療小説、家族小説、受験小説などなど

多彩な側面をもった充実の一冊なんだな。


精一杯生きる母子の姿が胸を打ちまくる

もの凄いドラマに満ちたストーリーだわ。


しかも広く社会に訴えかける要素がある

人の終末期の在り方に一石を投じるんだ。


このリアリティは著者が看護師でもある

ことと深く関わっていることは確実だよ。


難関を目指す息子の受験も胸アツだった。


大人向けであって難易度はやはり難しい

以下、マイレビューの要約バージョンだ。

 

人間愛の深さが胸に沁み込む物語。

”看護師”藤岡陽子先生にしか描けない、命と向き合う現場の圧倒的なリアリティを感じました。

 

息子と出戻って看護師として働くことになった主人公の人生は、成長した子供の進路問題や降りかかる試練などもあり前途多難。

それでも彼女は周囲に支えられて、迷いながら着実に歩みを進めます。

 

ともに働く医師の人となりが際立っていますね~。

いい意味でマセてる息子の振る舞いにも、尊敬に似た感情を抱きましたよ。

まっすぐに育った彼はガチで見守りたくなる存在。

 

主人公は母として、女として、どんな決断に至るのか?

このドラマは見逃せない!

 

『春の星を一緒に』感想・レビュー

 

『満天のゴール』の続編だが本作から入ってもOK(2025/9発売)

 

他の受験生に比べると出遅れてるからな。エリートウサギに追いつくには、カメはスピードを出し過ぎて空中に浮くくらいの速さで走らないと。(本文より)